カメラの計画。

さて、昨日の晩から考えていた私のカメラの更新計画だが、大体纏まった。まず、目標としては、全面Wi-Fi無線化する事、Canon製はDigital Photo Professional ver.4の使用に耐えるようにする事、出来れば取り回しの便利さや画質も今より向上させる事、そして、これらの目標を達成しても、そこまでのお金は使わない事。これを実現するために、3つの段階に分けて進めることにした。

まず、前半の第1段階、段階1-aでは、まず初めに東芝のFlash Airを4枚導入し、これらを用いて2台のEOS 5D mark IIIを無線化する。市場に3種類ある無線SDカードの内、特にFlash Airにしたのは、Eye fiカードは1台の母艦マシンにしか転送できず、また特に操作しなくてもすべての画像が自動で転送されてしまうのが逆に使い勝手が悪い事、またTRANSCENDのWi-Fi SDカードは、同時転送先が3台までとFlash Airに比べて少なく応用範囲にやや難がある点などを考慮して比較検討し、Flash Airが最も優れていると考えてこの導入を決めた。これは、2枚は5D mark IIIのSDスロットに、もう2枚はコンパクトフラッシュアダプターを介してCFスロットに差し、SDスロットはJPEG、CFスロットはRAWと使い分ける事にする。
次いで、2台のNikon機、CoolPix P330と同P7700も、同様に2枚のFlash Airカードでそれぞれ無線化する。また、Nikonは、RAW現像ソフトが、先に高機能なCapture NX2の提供が終了してしまい、より低機能なCapture NX-Dへと退化してしまった為、サードパーティ製のRAW現像ソフトを導入することにし、SILKY PIXをパソコン2台分・2パッケージ購入する事にした。

前半の第2段階、段階1-bでは、 2台のカメラの買い替えによる置き換え更新を行う。まず、SONY DSC-RX100(写真1)は売却し、電子ビューファインダーが付いて取り回しが良く無線も内蔵している同社DSC-RX100 M3を購入、これで置き換えることにした。最新機種の同M5としないのは、ファインダーを内蔵した形式の中では最初の機種であり一応の完成形ではあるM3とする事でコストを抑える為。これらは現像ソフトは標準ではImage Data Converterだが、ソフトが分散して煩雑になるのを避けるために、これも今後はSILKY PIXで処理する事にした。
次に、Canon PowerShot S100(写真2)は、Canonの新RAW現像ソフト・Digital Photo Professional ver.4がサポートしていない為、これは売却、サポート範囲のコンパクトデジカメの中では最も古い機種でありS100の2世代後の後継機・PowerShot S120に買い替えて置き換える事にした。Canon のコンパクト系の中には、もっとより新しくセンサーの大型なPowerShot G7Xや同mark IIがあるが、それらにはせずに旧世代のS120に決めたのは、これもコストを抑える為である。また、後者は、画質と引き換えに、特に厚み方向のボディサイズ(と質量)が増加してしまっており、取り回し上もS120に軍配が上がる点、ズーム倍率がS120は5倍なのにG7Xや同mark IIは4.1倍に却って低下してしまっており、カタログスペック的には退化してしまっているのも、S120に決めた要因である。
RX100 M3とS120の2台の新カメラは、元来無線を内蔵しているので、このネイティヴな機能を生かして無線化する。

後半の段階2では、 まずその前半として、購入して以来、ほとんど使用しなかったミラーレス一眼・EOS M(初代)(写真3)を売却する。この機種は、単にミラーレスであるという以外に殆ど面白みも見所も無い機種で、中途半端に古い為に無線機能も無く、レンズ交換式の一眼ではあるが、使い勝手も液晶を見て撮影するコンパクトカメラに近いスタイルで、取り回しが悪く、実際には殆ど使用しなかったので手放す事にした。
更に、第2段階の後半として全ての最後に、EOS 5D mark III用の交換レンズ・EF24-105mm F4L IS USM(写真4)(既に数年前に売却して現存しない5D mark IIとのレンズキットで購入した物)は売却し、新たに購入するII型レンズ・EF24-105mm F4L IS II USMで置き換える。これは、予算が無い為にEOS 5D mark IVボディを買えないので、せめてレンズだけでもmark IVのキットレンズである同レンズに置き換えることで、ボディを変更することなく幾らか画質の向上を図り、また将来的にmark IV(や、将来発売されるであろうmark V)を購入する際に、ボディだけ購入すれば済むよう、先行して分割投資しておこうと謂うものである。 

これまで7台のカメラを保有していたが、EOS Mの分だけ1台減少して、今後は6台となる。 今回手放す3台のカメラ(とレンズ1本)の画像は以下の通り。

IMG32106(RX100)s

IMG32103s(S100)

IMG32105(EOS M)s

IMG32104(24mm-105mm(I))s